火の用心検定｜オフィス編｜啓発版 -火災予防を楽しく学ぶ-

火災と聞くと裸火を思い浮かべがちですが、実際には電気火災が全体の約2割を占めています。
OA機器が多いオフィスでは、電気火災への注意が欠かせません。

不要な機器のプラグを抜くことは、待機電力の節約だけでなく、トラッキング火災の防止にもつながります。

非常口や階段の場所を日常的に確認しておくことが、安全な避難につながります。

誰もがすぐ使える場所に設置することが大切です。

パソコンの電源も切ることが望ましいですが、火災予防の観点では熱を持つコピー機やヒーターの電源オフが最優先です。

火事は一人では対応できません。
まず周囲に知らせることで協力が得られ、通報や初期消火、避難が迅速に進みます。

消防が早く到着できるかどうかは住所の正確さにかかっています。
建物名や目印も添えて伝えると、さらに確実です。

火災時にエレベーターは停電や故障で閉じ込められる危険があるため、必ず階段を使用します。

消火器は出火直後の小さな火に有効です。
炎が広がった場合や天井に届いた場合は危険なので、無理に消火せず速やかに避難しましょう。

煙は上にたまります。姿勢を低く保つことが命を守る行動です。

自力で避難が難しい人を助けることが、被害の拡大を防ぎます。

電気ストーブの前に布や衣類を置くと、すぐに引火します。周囲には物を置かず、安全距離を保って使用しましょう。

待機電力の削減と熱のこもり防止のために、使わない機器のプラグは抜いておくのが安心です。

避難経路を身体で覚えることが、実際の火災時の迅速な行動につながります。

オフィスでは法律で消火器や火災報知設備の設置が義務付けられており、日常の点検・整備が火災予防の基本です。
火災保険も重要な備えですが、それは「経済的なリスク対策」であり「火災を防ぐ行動」ではありません。